まずこのテーマ、真剣に考えている人がどのくらいの人数日本にいるのか考えてみました。
日本の総人口は約1億3千万人で、年間出生人数は91 万人。今現時点で「妊娠中である」という日本人は、総人口のうち1%未満。つまり、社会的には断然マイノリティなんですよね。言ってみれば、自分のことは自分で考えないと、誰も考えてくれない状態。
妊娠したときは、わーい、オリンピックベイビーだ〜
なんてのほほんと喜んでいた私。
あっという間にオリンピックも延期となり、シュンとしつつもコツコツ在宅ワークする毎日。現在は23週目の安定期妊婦です。しかしですね、この先もゆるゆると生きるためには、このまま流されてはいけないと思うんです。
先を見通して考えておくことができてこそ、今日この日を余裕・余白をもって過ごせるというもの。
ということで。コロナ禍の妊婦が、何を考えておくべきかを(とっても面倒くさいけど)文字通り重い腰をあげて考えてみることにしてみました。
3つに分けて考えてみます。
- 1 今、産科で起きていること。
- 2 コロナ禍の妊婦のメンタルヘルスに起きていること。
- 3 「9月入学提案」が今妊婦の私たちに影響すること。
それでは、まずは1つ目の現実を直視してみましょう。
1 今、産科で起きていること。
まずは、コロナの影響が大きい東京を中心に、産婦人科で発表されている内容を見てみました。例えばこんな感じ。(20.5.14現在)
妊婦さんで37.5度以上の発熱や倦怠感が2 日以上続く場合はご自身で帰国者・接触者相談センター(新型コロナ受診相談窓口)にご相談ください。
順天堂大学医学部附属練馬病院 産婦人科
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、妊婦健診に同伴の方へ以下の通りご協力をお願いいたします。同伴の方は、産婦人科内待合への立ち入りをご遠慮くださいますようお願いします。
医療法人財団 順和会山王病院
母親学級・両親学級の中止について。当院の母親学級・両親学級につきましては、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い当面中止とさせていただきます。
国立病院機構東京医療センター
東京都心の名だたる病院は、いずれも似たような対策を講じています。
同伴や立会い出産は原則禁止、母親学級や両親学級も当面中止。そして一部の妊婦を静かに震撼させたのが、ウイルス拡大にともない無痛分娩の中止の可能性があるという通知。順天堂大学が発表していました。
手短にいうと、妊婦であっても自分の身は自分で守ってねということですね。
逞しく生きましょう、妊婦のみなさん。
何かあったら自分で保健所に連絡しなければなりませんし、産んだら何が起きるのか、臨月に何を準備しなきゃいけないかについては両親学級などがない分、自分で学習です。そして出産は立会いなし。一人で切りぬけましょう。参ったなこりゃ。
とはいえ、一部でオンライン両親学級なるものを発見しました。これから増えていくことを期待して、見つけ次第こちらにリンクを貼り付けます。
無料オンライン両親学級一覧
▼『オンライン ベビカム両親学級』を開催(こちらは開催終了)
https://www.babycome.ne.jp/news/id/info-191/
▼双育会「オンライン両親学級・おっぱい産後の相談会」
検索してみたものの、す・・少ない。すぐ満杯になってしまう。
通院先でオンラインパパママ学級が開催されることを祈るばかりです。
この状況ですから、私も同僚や同級生の妊婦と連携して色々情報を入手している最中です。これについては、ゆくゆくこのブログでまとめていこうとおもいます。
今「臨月」だったり、まさにつわり真っ最中の「妊娠初期」で、心身ともに不安定な女性たちにとっても心穏やかにはいられない事態ですよね。心を乱しすぎず、穏やかに過ごし、じーっとステイホームすること・・ぐらいしかないですやん。というこの状況で、そわそわせずドーンとかまえていられる妊婦はそう多くないはず。
つづいでの記事では、この状況が妊婦のメンタルヘルスにどう影響するか、対策はあるのか、ちょっと考えてみます。