この記事は、第一子の妊娠により６週目からはじまったつわりの記録の後半記事です。はじめから読みたい方はこちらもどうぞ→つわりがいつまでつづくのか検索しまくっていた、私のつわり記録。 夫婦喧嘩のはなしはいいから、つわり症状を軽減する食べ物情報を教えてくれ！！という方はこちらへ→つわりを軽減してくれた食べ物たち
つわりは１１週目から悪化の一途を辿り、ついに夫婦喧嘩に発展しました。
終わってみれば笑い話ですが当時は切実でした。。日記ベースで振り返ります。
１１週３日目 またコンビニ飯に戻ってしまった・・ファミマの冷凍お母さん食堂シリーズも食べ尽くして飽きてきた。今日、旦那が自分の夕飯にと部屋で豚骨ラーメンを食べ始め、猛烈な吐き気に襲われた。。なぜその匂いのかたまりをチョイスしたんだ・・１００歩譲っても外で食べてほしい・・・。
この頃は立ってるだけでつらい状況.
歩いて30秒のコンビニにいくことすら苦行。嗅覚も犬並みになり豚肉やにんにくの匂いがダメになっていた矢先でした。この日を機に旦那さんへの苛立ちがつのることに・・・
１２週５日目 一日中空腹と吐き気。りんごとチンしたジャガイモだけをひたすらかじっては横になっていた。
旦那さんが飲み会からウキウキした表情で帰ってきて「お肉がすっごい美味い居酒屋で飲んできた。回復したら一緒に行こう。」と無邪気に伝えてくれた。耐えきれなくなって、喧嘩がはじまった。
そう、事件はこの日に起きました。この頃、外出も満足にできない私は、毎日旦那さんに夕飯を事細かに指示して頼んでいました。「冷凍のグラタン買ってきて」「冷凍のミートソースとサラダを買ってきて」と。
旦那さんは仕事帰りに指定した通りの食べ物を健気に買ってきてくれるます。しかし選択肢は近所のファミマの冷凍食品のみ。指示をする側の私も「今のところ食べたいと思える安全な食べ物」を思いつく限り書いているだけなので、レパートリーが一向に増えません。毎日ファミマの冷凍食品を30日間食べ続けるとどうなるかというと、
めちゃくちゃ飽きます。食の楽しみなど皆無。
かといって、何が食べれるか不明なので今まで食べたことのないものを試しに買ってきてもらうのは難しい。１ヶ月間、昼食・夕食が冷凍グラタンと冷凍ミートソースと冷凍お好み焼き、冷凍ハンバーグが無限ループしている状態。
この状況の中、飲み会帰りでウキウキな旦那さん（←いつもならごく普通のこと）を目の当たりにした私は、限界を迎えてしまいました。
最初は気持ちを押し殺して「よかったね。」「でも、私は飲み会にも外食にも行けないから、そういう話は今あんまり聞きたくなかった。」「冷蔵庫の中身がからっぽで1日中寝ている私の状態とかも考えて欲しい。」と。
抱えていた不満を淡々と話はじめました。
ウキウキモードだった旦那さんも私の態度に少しむっとして「仕事が忙しくても、イブミに言われたものはちゃんと買って帰ってきてるじゃない。これ以上何してほしいのかわからないよ。」と。
それを聞いて、何を伝えたら理解してもらえるのかがわからず論理的にものごとを伝えることも難しくなり、
しばらくの沈黙の末、ぷっつんしました。
情けないことに「わたしだって美味しいものが食べたいいいい〜！」と、幼児のごとく泣き喚いたのです。
お腹に胎児がいるのに、まるで母体が赤ちゃんがえりしてしまったかのよう。「美味しいものが食べたい」「でも何が食べたいかわからない」とのたまう、見たことがない妻の状態にあたふたする旦那さん。
私のメンタルがかなりヤバイ状態になっていることを察知し「イブミがそこまで思い悩んでいるなんて思わなかったよ、ごめんね。これからは冷凍食品を買ってくるんじゃなくて、何か作ってみるね。」と料理宣言をしてくれました。
いや〜振り返れば恥ずかしいかぎりです。
もっと冷静に、こうなる前に旦那さんと話し合っておくべきでした。しかし事前に何を話し合っておけばいいかもわかるわけありません。
これからつわりが本格化しそうな方には、ぜひ食糧調達のあり方について家族会議しておくことをおすすめします。
特に共稼ぎでお互いバラバラに食事をとることが普通だった夫婦の場合、旦那さんが「冷蔵庫に食糧を補充する」という感覚が全くなかったりします。つわり中は外食よりもやっぱり手作りの優しい味が食べたくなるもの。この時ばかりは、料理を含めた食事調達の役割分担が、夫婦の絆を試します。
このとき、本音でぶつかったボロボロの私の妊婦メンタルを受け止めてくれた旦那さんの、決意に満ちた料理宣言は素直にとても頼もしく嬉しかったことを強烈に記憶しています。
ここからつわりの記録「つわログ」は新章に突入。
旦那さんによる「クックドゥー大作戦」と、つわりおさまりかけた頃やってきた次なる不調がはじまります。
まだまだつづく。
